今年も、朝から強い日差しの日が続いていますね。夜になっても気温が下がりきらない熱帯夜が続くと、「寝るだけで体力を使う」ような感覚がある方も多いのではないでしょうか。日中も夜も、どこかで暑さと付き合い続ける季節です。
実は私、この夏、引越しました。家が変わったことで、暑さ対策の手段は文字どおり総入れ替えになりました。以前の家で3年間続けていたやり方は、新居ではひとつも使っていません。
それでも、夏の調子は崩れませんでした。トレも食事も、いつもどおりです。理由を振り返ってみると、手段の奥にある考え方が「熱を溜めない」というたった1つだったからだと感じています。
先にお断りしておくと、この記事は床冷房の家自慢ではありません。設備に関係なく持ち帰れる「熱を溜めない」という考え方の話です。後半で、自分の家に翻訳する手順としてお渡しします。
夏に変えるのは「水分」と「冷却」の2つだけ
私の夏の方針はシンプルで、夏に変えるのは「水分」と「冷却」の2つだけと決めています。筋トレと食事は、夏でも変えません。
水分のほうは、最低ライン2L前後とボトルの見える化として前回の記事に書きました。今日は、残り半分の「冷却」の話です。
冷却の考え方は、一文で言えます。「暑くなってから冷やす」のではなく、「熱を溜めない」。つまり、先回りです。
我慢してから慌てて冷やすと、調子を戻すのに時間もメンタルも使ってしまう——私はそう感じています。一度ぐったりしてから持ち直すより、そもそもぐったりしない状態を保つほうが、結局は消耗が少ない。だから、熱が溜まる前に冷やしておく。夏の冷却は、この1つだけを軸にしてきました。
以前の家の3年間|タイマー+氷と、除湿つけっぱなし
以前の家では、こんなやり方をしていました。
夜は、エアコンのタイマーだけだと切れたあとの夜中2〜3時に暑くて起きてしまうのが悩みでした。たどり着いた答えが「タイマー+氷で脇と首を冷やす」。詳しくは寝苦しい夜の対策の記事に書いています。
日中は、除湿を長めにつけっぱなしにして室温を一定に保つやり方でした。
手段は変わってきましたが、目的はずっと同じだったと思います。熱を溜めないこと。夜中に暑くて起きる問題は、熱が溜まってから対処していたときに起きていた——振り返ると、そう感じています。
引越して手段は全部変わった|新居のいまの冷却運用
新居には、床冷房と全館空調があります。その結果、冷却の手段は総入れ替えになりました。タイマーも氷も、除湿つけっぱなしも、新居では完全にやめました。やめたというより、不要になった、が正確です。
最初にお断りしておくと、ここからは完全に「わが家の場合」の話です。設備そのものより、手段の選び方に注目して読んでいただけたらうれしいです。
日中|全館空調で室内を一定に保つ
日中は、全館空調と湿度調節で室内をほぼ一定に保っています。それでも暑すぎる日は、エアコンで数時間だけ冷やして消し、あとは床冷房に戻す、という運用です。
寝るとき|床冷房+サーキュレーターを朝まで
寝るときは、床冷房とサーキュレーターをつけっぱなしで朝までです。熱帯夜でも、以前の家で悩んでいた「夜中に暑くて起きる問題」は、新居では起きていません。床冷房の感想は、いまのところ「思ったより快適で、不満がない」です。
トレ中|始める前に部屋を冷やしておく
筋トレは、新居でも専用スペースを続けています。夏のポイントは、トレを始める前にエアコンで部屋を冷やしておくこと。夏の筋トレの記事でも書いたとおり、我慢は対策ではないと考えているので、「暑くなってから」ではなく「始める前に」冷やします。これも「熱を溜めない」の先回りそのものです。
繰り返しになりますが、ここに書いた運用はあくまでわが家の場合です。同じ設備がなくても大丈夫、という話をこのあとに用意しています。
家が変わっても「熱を溜めない」だけは同じだった
並べてみると、はっきりします。手段のリストはまるごと入れ替わったのに、手段を選ぶときの決めごとは、1つも変わっていませんでした。
整理すると、決めごとは3つでした。
- 暑さを我慢しない(我慢は対策ではない)
- 熱が溜まる前に、先回りで冷やす
- 部屋を一定に保って、トレと食事は変えない

正直に書いておくと、床冷房も全館空調も、引越しで手に入れた環境であって、私の努力ではありません。設備の優劣を語るつもりもありませんし、何が快適かは人それぞれです。暑さの感じ方には個人差がありますから、ここに書いた運用がそのまま合わない方もいると思います。私が唯一「自分のもの」と言えるのは、どの家でも同じ決めごとで手段を選んでいた、という部分だけです。
設備がなくても大丈夫|暑さ対策を「熱を溜めない」に翻訳する
ここまで読んで「うちには床冷房なんてない」と感じた方にこそ、伝えたいことがあります。むしろ、以前の家での手段——タイマー+氷、除湿つけっぱなし——のほうが、特別な設備なしで今夜からできるやり方です。私はそれで3年間、夏を乗り切ってきました。
「熱を溜めない」を自分の家に翻訳する手順は、3ステップです。
- ①自分の家で「熱が溜まる時間帯」を1つ見つける(寝入りばな・帰宅直後・午後など)
- ②その手前に、冷やす手段を1つ置く(タイマー・氷・扇風機・シャワー、何でも)
- ③我慢していないか、週1回だけ見直す

たとえば、寝入りばなに熱がこもるなら、寝る前にエアコンのタイマーを仕込んでおく。帰宅直後がつらいなら、日中はカーテンを閉めて日差しを入れない。午後にきつくなるなら、その前に扇風機の置き場所を変えておく。どれもよくある工夫ですが、「暑くなる手前に置く」と決めるだけで、意味が変わってくると感じています。
何を使うかは、家それぞれでいいと思っています。「熱を溜めない」だけが共通です。
熱中症だけは工夫の外側にある
最後に1つだけ。ここまで書いてきたのは、あくまで快適さと習慣の話です。熱中症は、その工夫の外側にある別の話だと考えています。
めまいや体調の異変を感じたら、冷却の工夫でしのごうとせず、涼しい場所で休んで、必要なら医療機関を頼ってください。詳しい情報は、環境省の熱中症予防情報サイトなど、公的な情報を参考にしてみてください。
まとめ|手段は家それぞれ、「熱を溜めない」だけ持ち帰る
今日の要点は3つです。
- 夏に変えるのは「水分」と「冷却」の2つだけ
- 冷却は「暑くなってから」ではなく、「熱を溜めない」の先回り
- 手段は家それぞれでいい。決めごとだけを共通にする
水分の記事とあわせて、私の夏の暑さ対策は、結局この2本だけです。家が変わっても崩れなかったので、来年もたぶんこの2本のままだと思います。
今日やることを1つだけ挙げるなら——今夜、熱が溜まる前に、冷やす手段を1つだけ先回りで置いてみてください。タイマーでも、氷でも、扇風機でも。それで朝が少しラクになったら、それがあなたの家の「熱を溜めない」の始まりです。
完璧じゃなくていいので、まず1つだけ。私も新居での夏は1年目なので、この考え方だけを頼りに、少しずつ調整していくつもりです。
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