「食事制限がしんどくて続かない」「何度もダイエットに挫折してきた」——そんな人に、いちばん地味だけど効いた方法を書きます。食事を”記録する”だけです。私は体の仕組みと健康を人に教える仕事を9年しており、その私自身が、この記録習慣で半年で-10kg、体脂肪率は25%から15%へ変わりました。
先に大事なことを言います。私は特別なことは何もしていません。きつい食事制限も、流行りのダイエット食品も使っていません。やったのは「毎日ほぼ同じごはんに決めて、それを記録しながら、とにかく続けた」だけ。この記事では、その”実際のごはんの中身”と続け方を、包み隠さず公開します。
※この記事はあくまで私個人の体験談です。効果や体の反応には大きな個人差があり、減量に「唯一の正解」はありません。持病のある方・通院中の方・妊娠中の方、また食事のことが頭から離れない・体調を崩しているなどの場合は、自己判断で進めず、必ず医師や管理栄養士にご相談ください。
結果から先に|半年で-10kg・体脂肪率25%→15%
まず、私に起きた変化がこちらです。
派手な数字に見えるかもしれませんが、中身は本当に地味です。むしろ地味だからこそ、私でも続けられました。順番に中身を見せていきます。
私の”実際のごはん”|考えないために、朝はほぼ固定
続けるコツの9割は、「毎回考えない」ことだと思っています。何を食べるか毎食悩んでいたら、意志の力はすぐ尽きます。だから私は、食事の型をほぼ固定しました。
朝ごはん(ほぼ毎日同じ)
- ご飯 150g
- 卵1個(卵かけごはん)
- 鶏ハム 100〜110g
これでだいたいタンパク質30gちょっと・脂質は控えめ。毎朝これと決めているので、朝は一切迷いません。「考えない朝ごはん」は、続けるうえでいちばん効いた仕組みでした。
昼ごはん
昼は勤務先で出るものを、そのままいただきます。細かく管理しようとすると疲れるので、ここは割り切っています。
夜ごはん(調整枠)
- ご飯 120g
- 鶏むね肉の炒め物(もやし・きのこ・青菜などと)150g前後
- 豆腐、野菜のおかず、ときどき魚
夜は「その日の調整枠」。朝と昼で足りなければ夜にタンパク質を足し、食べすぎた日は軽くする。1日の合計で、タンパク質はだいたい90〜120gを目安にしていました。減量中に筋肉を守るためです。
なぜ私は”記録するだけ”で痩せたのか|実感した3つの理由
「食べたものを記録する」。たったそれだけで変わるのには、ちゃんと理由があると感じています。実際、記録をよくつけていた人ほど減量幅が大きく、記録がほぼ無い人の約2倍だったという報告もあります(Hollis JF et al., Am J Prev Med, 2008)。私の実感と合わせて3つ挙げます。
① 「見える」から、食べすぎに自分で気づける
記録すると、頭の中でぼんやりしていた食事が”数字”になります。「今日は脂質が多いな」「タンパク質が足りてないな」と、自分で気づけるようになる。誰かに叱られるからではなく、自分で気づけるから直せる。これが記録のいちばんの効果でした。
② 記録が”軽い見張り役”になる
記録すると決めていると、「これを食べたら記録に残るな」と一瞬立ち止まれます。禁止するわけではなく、ただ事実として残す。その軽い意識だけで、なんとなくの食べすぎが減りました。
③ 数字が”戻る道”を教えてくれる
体重は水分や塩分で毎日上下します。記録がないと、増えた日に落ち込んで自暴自棄になりがちです。でも記録があれば「これは食べすぎと水分だ、戻せる」と分かる。数字は自分を裁く道具ではなく、戻り方を教えてくれる地図でした。体重の増減の見方は体重計の数字に振り回されない考え方にも書いています。
いちばん伝えたいこと|「とにかく続ける」が最強だった
ここが本音です。振り返って、痩せた要因を1つだけ挙げるなら、「大したことをせずに、とにかく続けたこと」です。
私の半年は、まっすぐ右肩下がりではありませんでした。連休に食べすぎて一晩で体重が跳ねた日も、記録をサボった日もあります。それでも「ゼロに戻さず、翌日から戻す」だけを守って続けたら、半年後には-10kgになっていました。派手な我慢を短期間やるより、地味な型を長く続けるほうが、少なくとも私にはずっと効きました。
だから、もしあなたが何度もダイエットに挫折してきたのなら——問題は意志の弱さではなく、「続く形」で始められていないだけかもしれません。続く仕組みさえ作れれば、少なくとも私の体はちゃんと応えてくれました。減量そのものは半年でしたが、その後もこの記録習慣は続けていて、今3年目です。(もちろん体質や環境で結果は変わります。無理は禁物です。)
今日から始める記録ダイエット|3ステップ
ステップ1:朝ごはんを1つに固定する
まず朝だけ、”考えない型”を1つ決めてしまう。私のように「ご飯+卵+タンパク質源」でもいいですし、続けやすいものなら何でも。毎朝迷わない、それだけで消耗がぐっと減ります。
ステップ2:記録は”ざっくり”でいい
1g単位で完璧に測る必要はありません。「だいたいこれくらい」で十分。完璧を目指すと続きません。最近は写真とだいたいの量をAIに送るだけでカロリーの概算を出せるので、入力の手間もかなり減りました。記録の続け方はカロリー記録が3年続いた話に詳しく書いています。
ステップ3:崩れた日は”翌日に戻す”だけ
食べすぎた日、記録を忘れた日は必ず来ます。そこで「もうダメだ」とゼロに戻さないこと。翌日いつもの型に戻せば、それで十分。この”最小リセット”の考え方は習慣が崩れた日の最小リセットに書いています。
まとめ|地味な型を、とにかく続ける
- 私は”記録するだけ”で半年-10kg・体脂肪25%→15%になった(あくまで個人の結果です)
- 続けるコツは「毎回考えない」=朝を固定し、夜で調整する
- 記録は気づく・見張る・戻る道を示すの3役をしてくれる
- いちばん効いたのは「大したことをせず、とにかく続けた」こと
- 崩れても翌日戻す。ゼロに戻さない
特別な才能も、きつい我慢もいりませんでした。地味な型を、ただ続けただけ。もしダイエットに疲れているなら、まずは明日の朝ごはんを1つに決めることから始めてみてください。

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