まもなく処暑(8月23日ごろ)。暦の上では暑さが落ち着く頃とされていますが、処暑を過ぎても、夜はまだ夏です。カレンダーの上で秋が始まっても、寝室の残暑はもうしばらく続きます。「まだ夜が暑くて眠りが浅い。でも世間はもう秋の話ばかりで、対策の情報が減ってきた」。この記事は、そんな時期のために書いています。
結論から書きます。残暑の時期の睡眠は、「寝る前」「夜中」「起きる時間」の3つの場面だけ整えればいい。私はそう考えています。新しく足すことは、ほとんどありません。夏のあいだにやってきたことを、涼しくなるまでそのまま続けるだけです。
- 寝る前:体温と刺激を上げない(夏の入浴はシャワー中心・スマホと距離を取る)
- 夜中:自分の意志ではなく、環境に任せる(空調は朝までつけたまま)
- 起きる時間:ここだけは変えない(休日も同じ時刻に起きる)
この記事は、私が今やっている残暑の睡眠まわりの運用を、1か所にまとめた「地図」です。それぞれの詳しいやり方は過去の記事に書いてあるので、気になる場面からリンク先をたどってみてください。

残暑の夜は、まだ夏。カレンダーで切り替えない
8月の終わりが近づくと、店頭もSNSも少しずつ秋の話題に変わっていきます。でも、9月に入っても熱帯夜のような暑い夜が残る年は多いように感じます。世の中の対策情報は秋モードで減っていくのに、寝室の夏だけが続く。残暑の寝苦しさがやっかいなのは、この「ズレ」のせいだと私は思っています。
だから私は、空調も寝具も、今のところ何も変える予定がありません。9月になったから、処暑を過ぎたから、という理由では切り替えない。暑い夜が続く限り、夏と同じ運用のままです。「いつまで夏の運用を続けるか」と聞かれたら、答えは「暑いうちはずっと」。それ以上のルールは決めていません。
衣替えのような発想で早めに秋仕様へ切り替えて、その夜から寝苦しくなってしまうのは、もったいないと思うのです。涼しくなってから考えても、遅くはないはずです。
【場面1】寝る前:体温と刺激を上げない
1つ目の場面は、布団に入るまでの時間です。ここでやっていることは2つだけ。夏の入浴はシャワー中心にしていることと、寝る前のスマホと距離を取ることです。
まず入浴。夏の私はシャワー中心です。以前、寝る90分前の湯船入浴を中心にした夜のリセット習慣を書きましたが、あれは夏以外の季節の型。矛盾しているように見えるかもしれませんが、隠さずに書くと、季節で使い分けています。暑い時期は湯船に浸からない日が多い、というだけのことです。
もう1つは、寝る前のスマホです。画面を見続けたまま布団に入ると、私の場合は寝つきが崩れやすい。だから物理的に距離を取る工夫をしています。具体的なやり方は寝る前スマホをやめる工夫の記事にまとめてあります。
【場面2】夜中:自分の意志ではなく、環境に任せる
2つ目の場面は、寝ている間です。ここは自分の意志ではどうにもできない時間帯なので、環境に任せると割り切っています。寝ている自分は何もできないのだから、寝る前に環境だけ用意しておく、という発想です。
私の今の運用は、床冷房とサーキュレーターを朝までつけたまま。8月下旬の今も、この運用のままです。部屋に熱を溜めない夏の考え方は別の記事に書いています。
実は、以前の家では夜中の2〜3時に暑さで目が覚めるのが大きな悩みでした。当時はエアコンのタイマーと氷を組み合わせてしのいでいました。その悩みは、引越して住環境が変わったことで、ほぼなくなりました。意志や根性で乗り切ったのではなく、環境で片づいた。だから「夜中は環境に任せる」と書いています。
それでも、残暑の今は、たまに目が覚める夜があります。ここは正直に書いておきます。環境を整えても、暑い時期の夜はゼロにはならない。目が覚めた夜は「そういう夜もある」と流すくらいの構えでいい、と言われることもあります。
【場面3】起きる時間:ここだけは変えない
3つ目の場面は、朝です。地味ですが、3場面の中でいちばん大事なのはここだと私は考えています。
私は毎日ほぼ同じ時刻に起きています。休日も同じ時刻で、連休中も変えません。夏の生活リズムは起床時間をアンカー(いかり)にして立て直す、という考え方も以前書きました。
残暑の夜は、どうしても崩れる日があります。寝つきが遅れたり、夜中に目が覚めたり。でも、夜側が多少崩れても、起きる時間さえ固定していれば、私の場合は翌日の夜に自然と眠くなって元に戻ります。夜を頑張ってコントロールしようとするより、朝を固定するほうが手がかからない。記録や習慣を3年続けてきた中でも、手応えのあった型の一つです。残暑で夜側が読めないこの時期こそ、動かさない基準点を朝に1つ持っておく。3場面のうち、最初に手をつけるならここだと思います。
残暑に変えないもの・変えているもの一覧
ここまでの話を、「変えないもの」と「変えているもの」で一覧にしておきます。

- 変えないもの:起きる時間(毎日ほぼ同時刻・休日も同じ)
- 変えないもの:空調の型(床冷房+サーキュレーターを朝まで・暑いうちはこのまま)
- 夏だけ変えているもの:入浴(シャワー中心。涼しい季節は90分前の湯船に戻す)
- 秋への切り替え:気温が下がってから考える(今は何も変えない予定)
一覧にしてみると、「変えているもの」が入浴くらいしかないことに気づきます。残暑対策というと何か特別なことを足したくなりますが、私の実際は、夏の型をそのまま続けているだけ。足すことより「切り替えを急がない」ことのほうが、この時期は大事だと感じています。
まとめ:残暑の睡眠は3場面だけ見ればいい
最後に、要点をもう一度まとめます。
- 寝る前:体温と刺激を上げない。夏の入浴はシャワー中心、スマホは距離を取る
- 夜中:環境に任せる。空調は朝までつけたまま、切り替えはカレンダーで判断しない
- 起きる時間:ここだけは固定。夜が崩れても、朝で立て直す
残暑の夜は、まだしばらく続きます。でも、見る場面はこの3つだけです。全部を完璧にやる必要はなくて、今夜できそうなものが1つあれば、それで十分だと思います。私も、涼しくなるその日まで、この運用のまま淡々と寝るつもりです。なお、日中の水分や暑さ対策そのものについては、下の「夏に崩れない習慣まとめ」に分けて書いています。
一つだけ大事なことを。眠れない状態が続く場合や、日中のつらさが取れない場合は、生活の工夫で粘らず、医療機関や専門家に相談してください。私は睡眠の専門家ではなく、この記事はあくまで体験談として書いています。生活も体質も人それぞれで、個人差があります。あなたの残暑の夜を整える、材料の一つにしてもらえたらうれしいです。
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