AIに毎日のセルフケアを任せるようになって、もう3年になります。料理の写真を送ればカロリーをはじき出してくれて、便利なのは間違いありません。でも、カロリーや体脂肪率の数字、本当に合ってるのかな?どこまで信用していいんだろう?と不安になったことはありませんか。私は3年使ってきて、AIによるセルフケアの数字には、信じていい数字と、信じすぎないほうがいい数字があると感じるようになりました。今日はその距離感の話を、あくまで私の体験として書いてみます。
先に結論:AIの数字は「傾向」を信じて、「絶対値」は信じすぎない
結論から書きます。私の3年間の感覚では、AIが出す「増えた・減った」という前後の比較、つまり傾向は、私はわりと参考にしています。一方で、「今日の合計はちょうど◯◯キロカロリー」といった絶対値そのものは、私は鵜呑みにしないようにしています。理由はシンプルで、AIはたまに簡単な足し算でつまずくことがあるからです。AIによるセルフケアの数字をどこまで信用していいのか——この「傾向は参考にして、絶対値は信じすぎない」という距離感が、私がたどり着いた今のところの答えです。
この記事はあくまで体験談として書いています。栄養・減量・健康の判断には個人差があります。AIの示唆も医療や専門家の代わりにはなりません。持病のある方や本気で体づくりに取り組みたい方は、医師や専門家にご相談ください。
私が3年AIに任せてきたセルフケアの中身
まず、私が具体的にAIへ何を任せているのかを書いておきます。難しいことはしていません。むしろ「サボるための工夫」に近いです。
- 毎日の食事は、写真とだいたいのグラム数を送るだけで記録
- 筋トレは、自作のシンプルなアプリに「種目・重量・回数」だけ入力
- 続けていると、AIが食事や調整の参考情報をくれる
写真と分量(g)を送るだけのカロリー記録
最初に一度だけ、AIへ「カロリーとPFC(たんぱく質・脂質・炭水化物のこと)を出して、1日のトータルを教えて」と設定しておきます。あとは毎日、料理の写真と「だいたい何グラムか」だけを送るだけ。毎回ゼロから細かく指示し直さないのがコツです。この土台をどう作ったかはカロリー記録が3年続いた方法に詳しく書きました。
自作アプリで「種目・重量・回数」だけ記録
筋トレの記録は、ChatGPTやClaude Codeで自分で作ったシンプルな記録アプリを使っています。非エンジニアの私でも作れました。入力するのは「種目・重量・回数」の3つだけ。速くて続きます。このあたりの作り方は筋トレ記録は3項目で十分のほうでも触れています。
“専属トレーナーが隣にいる気分”の正体
記録を続けていると、こちらが聞いたときにAIが色々と示唆してくれます。たとえば、食事量を一時的に戻す日(いわゆるリフィード)のタイミングを示唆してくれることもありますし、体脂肪率のおおまかな目安を教えてくれることもあります。足りなさそうな栄養素について、AIが食品や量の目安を挙げてくれることもありました。私はこれらを“ひとつの参考”として眺める程度にとどめ、実際の判断は無理をしないようにしています。ある意味、AIが専属トレーナーの代わりのような役割をしてくれている感覚はありますが、あくまで参考であって、答えそのものではない。ここが大事だと思っています。
信じていい数字は「傾向・前後比較」
では、私が信じていいと感じている数字とは何か。それは「傾向」です。具体的には「先週より今週のほうが摂取カロリーが減っている」「ここ1か月でトレーニングの重量が少しずつ上がっている」といった、前後の比較のことです。
面白いもので、毎日同じやり方で記録を続けていると、「増えた・減った」という方向は、現実の感覚とだんだんそろってくる気がします。だから私は、1日単位の数字に一喜一憂するより、1週間・1か月という流れで見るようにしています。この「数字を点ではなく線で見る」という考え方は、体重計とのつき合い方そのものでもあります。詳しくは体重計の数字に振り回されない記録術に書きました。
信じすぎないほうがいい数字は「絶対値・体脂肪率」
ここからが、この記事でいちばん伝えたいところです。私が3年使ってきた中では、AIはたまに、簡単な足し算が合わないことがありました。ChatGPTでのカロリー計算も、便利な一方で、その精度には波があるように感じています。
合計カロリーの数字が、どう見てもおかしいと感じる時があるんです。人間なら電卓を叩けば終わる計算で、AIがスッとつまずくことがある。だから私は、合計カロリーのような“絶対値”はそのまま受け取らないようにしています。「なんだか今日は数字が多い(少ない)な」と違和感を覚えたら、自分でざっと足し直して確かめる。そのほうが、私にとっては気が楽でした。

体脂肪率も同じです。AIが教えてくれる体脂肪率は、私はあくまで“おおまかな目安”として受け取っています。ピタッと正確な値だとは思っていません。これも「先月より少し下がってきたかな」という方向を見るための材料にとどめています。栄養や減量の具体的な判断そのものは、自己流で突き進まず、必要に応じて専門家や医師に相談するのがいいと、私は考えています。AIの示唆は、あくまで会話の相手であって、専門家の代わりではないからです。この判断も含め、迷ったときは無理をしないようにしています。
半信半疑コラム:それでも私がAIに任せ続ける理由
ここまで読んで、こう思った方もいるかもしれません。「絶対値が当てにならないなら、ざっくりした記録に意味なんてあるの?」と。そう感じる人もいると思います。私はこう考えています。
正直に書くと、私も今でもAIの出す数字を完全に信じきれているわけではありません。任せていて「これで合ってるのかな」と不安になる瞬間もあります。それでも続けているのは、セルフケアで私が知りたいのは”正確な絶対値”ではなく、”自分が今どっちに向かっているか”だからです。完璧な数字を出すことがゴールではなくて、毎日無理なく続けられて、流れがつかめれば、私には十分なんです。実際、私は以前、時間帯別・食材別に細かくグラムを測っていた時期がありました。でも、だんだん息苦しくなってやめてしまいました。今は写真でAIにカウントしてもらって「全体の量だけ」報告する形に落ち着いています。
使い分けもしています。維持したい時期はグラムを測らず「大体これくらい」という目安だけ伝える。本気で減量したいときだけ、きちんと量を測る。AIによる健康管理の信頼性は、絶対値よりも”傾向”でこそ活きてくる——というのが、半信半疑のまま3年続けてきた私の実感です。ざっくりでも、続いているという事実そのものに、私は意味を感じています。
まとめ:数字との距離は、自分で決めていい
3年AIにセルフケアを任せてきて思うのは、大切なのは「数字を信じるか、信じないか」の二択ではなく、数字との距離の取り方だということです。私の場合は、こんなふうに付き合っています。
- 傾向(増えた・減った)は、私は参考にしている。続けてこそ意味が出てくる。
- 絶対値(合計カロリー・体脂肪率)は、私は目安どまりに見ている。違和感があれば自分で確かめる。
- 私は維持期はざっくり、減量したいときだけきちんと測っている。報告は「全体量だけ」で済ませている。

完璧じゃなくていいんです。まずは1つだけ、今日の食事の写真を1枚送ってみる。それくらいの軽さで始めて大丈夫。数字に振り回されるためではなく、自分のために数字を使う。その距離感は、ほかの誰でもなく、自分で決めていいと私は思っています。栄養や減量、健康に関する判断で迷ったときは、AIだけに頼らず専門家や医師に相談する。それも含めて、自分のペースで付き合っていけたらいいですね。
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