「五月病は乗り越えたはずなのに、なんでまだしんどいんだろう」「もうすぐ梅雨が明けるけど、体が重い」と感じることが増えていませんか。
ここ数年、6月のだるさを「6月病」と呼ぶ表現を、メディアで目にすることが増えてきました。
※「6月病」は医学的に確立された診断名ではなく、ライフスタイル文脈で使われる俗称です。あくまで体験談として書いています。気分の落ち込み・だるさが長く続く方、日常生活に支障が出ている方は、自己判断で済ませず医師にご相談ください。
正直に書いておくと、私自身は「6月病」という言葉を、この記事を書くまで知りませんでした。3年自宅で筋トレを続けてきて、5月や6月にしんどさは感じていましたが、それを「○○病」と名前で括ったことはなかった。
ただ、振り返ってみると、6月特有のしんどさは確かにある。今日は、私なりに整理した「6月病」との付き合い方と、私自身が実際にやっている対処を共有します。
6月病って、聞いたことありますか?
まず、「6月病」が何を指すのかを整理しておきます。
五月病が落ち着いた頃に、また来る重さ
「6月病」は、五月病が落ち着いた頃に、もう一度しんどさが来る現象を指して使われるようになった言葉です。
新生活の緊張が抜け、ようやくペースが掴めてきた6月。でも、なぜか体がだるい、気分が乗らない、出社や登園の朝が重い——そんな感覚に名前を付けたものです。
1ヶ月遅れでくるしんどさ
五月病が「新生活の緊張から一気にゆるんだ反動」だとすれば、6月病は「ゆるみが続いた後、梅雨で追い打ちがかかる」状態に近い感覚があります。
私の体感では、五月病の方が「気持ちの落ち込み」が前面、6月病の方が「体の重さ」が前面、という違いがあるように感じます。
「気合いの貯金」が底をつく時期
新年度から3ヶ月。多くの人にとって、ここまでは気合いと緊張感で動けてきた時期です。
その「気合いの貯金」が、ちょうど6月で底をつく。だから、何かがあったわけじゃないのに、急にしんどくなる人が増えるのは自然なことだと思います。
6月にしんどさが来る3つの背景
なぜ6月にしんどさが集まるのか、私なりの整理を3つ書きます。
① 気圧の変動が一段ときつい時期
梅雨前線が日本列島に居座る6月は、気圧の上下が連日続きます。
気圧の変化に体が敏感な方は、頭が重い・肩が凝る・なんとなくだるい、という感覚が連日続きやすい。これだけで、気分まで沈みがちになります。
気圧と気分の付き合い方は、別記事に詳しくまとめてあります。
② 五月病からの完全回復前で疲労が残っている
五月病で消耗した体力や気力は、1〜2週間で完全には戻りません。
ようやく回復しかけたところに、6月の梅雨が来る。完全回復前の状態で次の負荷がかかるので、二段重ねでしんどくなる構造です。
③ 梅雨疲れ+夏準備の二重ストレス
6月は「梅雨で外に出にくい」「気温が上がってきて夏支度が必要」が同時進行する月。
体は梅雨に対応し、頭は夏の予定や衣替えを考えている。意識せず両方を背負っているので、エネルギーの消費が一段大きい時期だと感じます。

3年やって手応えがあった「6月病」の整え方 5つ
ここからは、私が3年間6月を乗り切ってきて、確かに違いを感じた整え方を5つ紹介します。完璧にやる必要はありません。1つだけ選んで試してみてください。
① 起床時間を死守する
これが一番手応えがあります。6月は朝が暗く、雨で布団から出にくい。だからこそ、起床時間を崩さないことが、3年やってみての答えでした。
雨の朝でも、平日と同じ時間に起きる。それだけで、1日のリズムが整う感覚があります。逆に、休日に2時間遅く起きると、月曜の朝が一気に重くなる、というのが3年で見えた再現性でした。
② 普段の8割で行動する
6月に「普段通りに動こう」と思うと、3割増しの疲労が来ます。
私の中では、6月は普段の8割稼働でちょうどいい。仕事も家事もトレも、ペースを2割落としておく。続けることだけを優先します。
③ 体を動かす時間を確保する
雨で外出が減ると、それだけで気分が落ちる人が多いと感じます。
私は、自宅でダンベルを使った筋トレを続けています。ジムや外に出るのが面倒な日でも、家の中で動くと、午後の気分が明らかに違う。動いた後の自分の方が、明らかに気分が上がっている、という体感は3年連続で一致しています。
雨の日のトレを続ける具体的な工夫は、別記事にまとめてあります。
④ 夜の早寝を仕込む
6月は、夜の睡眠の質も落ちやすい時期です。湿度と気圧で、寝つきが悪くなる方も多いと思います。
私は、寝る90分前までに入浴を済ませることを意識しています。これだけで、布団に入ってからの寝つきが違う。難しい工夫はいらず、「お風呂の時間を前にずらす」だけです。
⑤ 「6月病」と認識して許す
これが意外と大事だと感じています。
「もう6月なのに、何で動けないんだろう」と自分を責めると、しんどさが倍になります。逆に「ああ、これは6月病か」と名前を付けるだけで、気分が少し楽になる。
名前があるだけで、対処の方針も立てやすくなる。「6月病だから、今日は8割でいい」と自分に許可を出せます。

6月病を悪化させる3つの行動
逆に、私が「これはやらない方がいい」と感じている行動を3つ書きます。
①「もう半年なのに」と振り返る
「年の半分が終わるのに、何もできていない」と振り返り始めると、しんどさが一気に深まります。
6月は振り返る月ではなく、整える月。年初の目標との照合は、7月以降にずらしておくのが、私の中での運用です。
② 気合いで予定を詰める
「だるいのは気合いが足りないせいだ」と、予定を増やして気合いを入れ直そうとすると、ほぼ高い確率で折れます。
予定を詰めるのは7月以降。6月は「予定を間引く月」と決めておく方が、結果的に7月以降の動きが軽くなります。
③ 環境を我慢する
エアコンや除湿を「まだ早い」と我慢すると、6月のしんどさが一段深まる感覚があります。
私自身、3年前は「6月にエアコンはまだ早い」と思っていました。でも、暑さと湿度を我慢した分のしわ寄せが、夕方のだるさになって戻ってくる。6月の環境投資は、しんどさを減らす一番手応えがある手段だと、今は思っています。
正直なところ|「6月病」と「私の場合」の境界
最後に、半信半疑でいる部分を、私なりに書いておきます。
「6月病」という言葉を聞いて思ったこと
冒頭でも書いた通り、私自身は「6月病」という言葉を、この記事を書くまで知りませんでした。
そして、6月病の説明として一般的に挙げられる「気分の落ち込み」「やる気が出ない」という症状は、私の場合はあまりピンと来ません。
私の場合、しんどさの正体は「湿度」だった
3年やってきて、私が6月に感じる一番のしんどさは、じめじめした不快感と、それから来るイライラでした。気分が落ちるというより、湿度で気持ち悪くなる、という感覚の方が近い。
だから、私の中での6月病の整え方の中心は、エアコンと除湿の使い方を覚えること、でした。自分の部屋の至適温度・至適湿度を把握すると、6月のイライラはかなり減ります。
6月病は、人によって出方が違う
ここまで書いてきて思うのは、6月病は1つの顔をしているわけじゃないということ。
ある人にとっては気分の落ち込み、別の人にとっては体のだるさ、私の場合は湿度のイライラ。同じ6月のしんどさでも、表れ方は人それぞれです。
だから、整え方も人によって変わって自然です。一般的な対処を1つ試して合わなかったら、自分のしんどさの正体を観察してみてください。「ああ、自分は湿度でイライラするタイプか」と気づくだけで、対処の方向が大きく変わります。
そして繰り返しになりますが、気分の落ち込みやだるさが長く続く方は、自己判断ではなく医師に相談する選択肢も持っておいてください。
まとめ|まず名前を付ける、次に環境を整える
3つだけ、覚えておいてほしいポイントです。
- 6月のしんどさには「6月病」という名前がある。名前を付けるだけで、自分を責めなくて済む
- 対処は「気合い」より「環境」と「リズム」。起床時間と8割稼働、湿度の管理が手応えがある
- 6月病の出方は人によって違う。私は湿度のイライラ型でした。自分の正体を観察するのが第一歩
完璧な6月対策より、続く6月対策。今日、まず エアコンか除湿のスイッチを入れて、寝る時間を30分前にずらす だけでもいいです。明日の朝、動き出すハードルがほんの少し下がります。
6月は、毎年しんどい。でも、3ヶ月経った自分をちゃんと労うための月だと考えると、見え方が少し変わります。
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