「どうせ無理」と思った僕が、記録を習慣にできた理由|「意志力」ではなく「環境と仕組み」

目次

はじめに|「自分には続けられない」と思っていた過去

「三日坊主で終わるのがオチ」
「続けられるのは意志の強い人だけ」

そんなふうに思っていたのは、ほかでもない僕自身です。

特にダイエットや運動、食事管理は何度も挑戦しては挫折を繰り返していました。しかし今では、毎日食事や体重を記録し、計画通りにコントロールできるようになりました。

そのきっかけは、意志を鍛えることではなく「環境と仕組み」を変えたことでした。

結論|続くのは意志ではなく「環境と仕組み」

多くの人は「続ける=意志力の勝負」だと考えがちです。

しかし心理学や行動科学では、人は環境に強く依存する生き物だということが分かっています。

つまり、続く人は意志が特別に強いのではなく

「やらざるを得ない環境」と「迷わずできる仕組み」を作っているだけなのです。

”なんとなく”から仕組み化への転換

❌ 失敗例:なんとなく我慢するダイエット

過去の僕は特に理由もなく、「最近太ってきたなぁ」と漠然と感じた結果、突然ダイエットを開始していました。「とりあえず白米を減らそう」と曖昧に決意してスタートしたのは良いものの、3日で食欲に負け、挫折していました。

理由は明確で、量もルールも決まっていないため、判断に疲れて諦めてしまったからです。

✅ 成功例1:測りを「見える場所」に常設

キッチンに常に測りを置き、食べる前に必ずgを測る習慣を導入しました。この「動作が目に入る環境」にしただけで、自然と食べる量を意識できるようになりました。

✅ 成功例2:ChatGPTへの報告習慣

食べた内容と量を、毎回ChatGPTに送信して記録するようにしました。ChatGPTは内容と量を送信すると、その都度カロリーを計算して教えてくれます。わかりやすく数値化されることで、自分の傾向が見え、計画通りの体重コントロールが実現できました。

「意志力幻想」と「環境依存性」

意志力幻想の落とし穴

多くの人は「自分のやる気が足りないから失敗した」と自分を責めがちです。

しかし心理学者ロイ・バウマイスターの研究では、意志力は筋肉と同じように疲労する有限のリソースであることが証明されています。

つまり、1日中「やるべきこと」を我慢し続けていれば、夕方には意志力は底をつき、誘惑に負けてしまうのは当然なのです。

環境の力は意志力より強い

一方で、行動科学の研究では環境が行動に与える影響は意志力をはるかに上回ることが分かっています。

例えば、スタンフォード大学の研究では、運動器具をリビングの見える場所に置いただけで、被験者の運動頻度が平均40%増加しました。

彼らの意志力が急に強くなったわけではありません。環境が自然と行動を促した結果なのです。

初動のハードルをゼロにする2つの方法

方法内容ポイント
① 手を動かすから始める記録は1行でOK。完璧を求めないとにかく「やった」という実績を作る
② 物理的トリガーを置く測りや記録アプリを常に目に入る位置に「やらなきゃ」が自然に思い出される

まとめ|「どうせ無理」は環境がそうさせているだけ

  • 続く人は、意志が強いわけではなく環境と仕組みを整えている
  • 判断を減らし、やらざるを得ない状態を作れば、誰でも続けられる
  • 今日からできるのは「まず1行記録」か「測りを見える場所に置く」こと

🪜 今日からできるミニステップ

  1. 測りや記録ツールを「毎日見る場所」に置く
  2. 今日の記録を1行だけ書く
  3. 明日のために、そのツールをまた見える場所に戻す

小さな一歩が、「どうせ無理」を「いつの間にか続いてる」に変えてくれるでしょう。

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