はじめに:「頑張っているのにできない」本当の理由
「やる気がでない…」
「やらなきゃいけないのは分かっているけど、どうしても動けない…」
そんな自分を責めてはいませんか?
実は、やる気がでないのは意志の弱さではありません。
脳の仕組みを理解すれば、誰でも「やる気スイッチ」をいれることができます。
結論:やる気は行動の”あと”にやってくる
多くの人が勘違いしているのが、「やる気がでたら行動する」という考え方です。しかし、脳科学の研究では
「行動することでやる気が生まれる」
ということが分かっています。
ほんの少し行動しただけでも、脳内のドーパミン回路が活性化し、結果としてやる気が生まれます。
体験談
現在わたしは筋トレや食事管理等、習慣化に成功しているため、やる気に頼らずとも活動を継続できています。
しかし、最初はわたしもやる気に左右される毎日でした。
筋トレに関しては、やはりきつくて辛いものです。いくら週3回といえど、直前になれば、
「やっぱり今日は睡眠不足で身体が重たいからやめておこうかな…」
「今日は全然気分が乗らないからやめよう…」
「二日酔いがしんどいから今日は回復日にしよう」
といった、活動日に設定しているのにもかかわらず筋トレに取り組まない日々が続きました。
そうして段々と休む日が増え、結局はやめてしまう…でも今までの自分から変わりたい!その一心で、休みたい気持ちに打ち勝ち、
「まずは1回だけでもダンベルを持ち上げてみる!」
とハードルを極限まで下げ、とりあえず行動してみることにしました。
そうすると不思議なことに、
「せっかく始めたのに1回だけじゃ何かもったいない気がする」
「どうせやるなら限界までやりきってしまおう」
といった前向きな気持ちが溢れてきました。
行動したことによって、むしろやる気がどんどん溢れてくることに気が付きました。
脳科学から見る「やる気の回路」
側坐核とドーパミン
やる気の正体は、脳内で分泌される「ドーパミン」という神経伝達物質です。
このドーパミンは、実際に身体を動かしたり、作業を始めたりすることで分泌されます。
また、集中力とモチベーションを高めてくれる効果があります。
特に、「側坐核」と呼ばれる脳の部位が刺激されると、やる気がぐんぐん湧いてくることが科学的に証明されています。
「5分だけ」が人生を変える理由
カリフォルニア大学のリベット教授による有名な研究では、私たちの脳は、「やろう」と意識的に決める前に、すでに身体を動かす準備を始めていることが分かっています。
つまり、
行動が先、やる気は後からついてくる
のです。
だからこそ、「やる気が出ない」と悩んでいる時間があったら、
まず5分だけでも初めて見る。
これが最も効果的な方法なのです。
小さな成功体験が「やる気の連鎖」を生む
脳は小さな達成感を感じると、さらにドーパミンを分泌します。
これが「もっとやりたい」という気持ちにつながり、やる気の好循環が生まれます。
今すぐできる「5分ルール」
- デスクを片付ける
- 企画書の見出しだけ書く
- 10分間だけ読書する
- メールを3通だけ返してみる
どれも簡単なことですが、これらの小さな行動が脳を刺激し、やる気を引き出します。
「やらされる」から「やる」へ
同じ作業でも、
「やらされている」と感じるより、
「自分で決めてやる」と思う方が、ドーパミンがより多く分泌されます。
変わりたいと思っているなら、まず自分で「これをやる」と決めることから始めましょう。
どれだけ小さな選択でも、それが自分の意志であることが重要です。
今日からできる「やる気」の作り方
完璧を求めない
「5分だけ」「1つだけ」という小さな目標を設定する
行動を最優先
気分が乗らなくても、とりあえず始めてみる
達成感を味わう
小さな成功でも自分を褒める
自分で選ぶ
「やらされる」ではなく「やる」と決める
まとめ:やる気を待つのは、もう終わりにしよう
やる気が出ないのは、あなたの意志が弱いからではありません。脳の仕組みを理解し、正しいアプローチを取れば、必ずやる気は溢れてくるし、自分を変えることができます。
「やる気は行動の結果として生まれる」
「行動した結果、成功体験がやる気の連鎖を生む」
この事実を頭に入れて、まずは今日、5分だけでもなにかを始めてみませんか?
その小さな一歩が、あなたの人生を変える第一歩になるはずです。
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